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FPCB(フレキシブルプリント基板)の種類
フレキシブルプリント基板(FPCB)は、銅箔(一般的に17μm、35μm、70μm)を熱圧着(ホットプレス)または化学的蒸着法(CVD)により基材に積層し、エッチング工程を経て製造される回路基板です。リジッド基板との主な差異は、ポリイミドやポリエステルフィルムなどの柔軟性材料を使用し、特定条件下での曲げ・折り曲げ加工が可能である点です。この特性により、フレキシブル基板は補強材を必要とせず、独自の柔軟性材料で回路配置を実現します。Flex Plus(フレックスプラス)は厚さ5μm(マイクロメートル)の極薄基板の製造が可能であり、小型・軽量・高精度を要求される用途に幅広い選択肢を提供するものとして活用されています。
フレキシブル基板は、曲げ特性と複雑な3D構造への適応性から、現代電子機器製造において不可欠な要素です。用途に応じた多様な種類が設計されており、以下に代表的な分類を紹介します。

熱可塑性ポリウレタン材料への回路印刷
TPU は、柔軟性、耐久性、 耐薬品性で知られる多用途の素材で、さまざまな業界に適しており、特に医療業界でよく使用されています。
Flex Plusの特別仕様
FPCB サイズ: 最大 250 * 2000 mm
厚さ: 0.05 ~ 1mm
最小ピッチ: 0.08
回路トレース幅0.05mm、ギャップ0.05mm
回路導電材料: 銀ペースト
仕上げ: 隔離カバー用TPU